2009年7月27日

年輪と樹齢

通常温帯から寒帯の木の断面に生じる同心円状の模様で、成長輪ともいう。成長輪のうち1年に一つずつ増加するものを

年輪という。輪状に見えるのは、春期には幹の肥大成長が盛んで、夏期にはゆっくりになるためであり、色の濃い部分は細

胞壁が密に、色の薄い部分は細胞壁が疎になっている。熱帯の樹木にはないことがあるが、乾季と雨季があれば乾季には成

長が休止するために成長輪が形成される。


年輪を数えることで、その木の樹齢を知ることができる。また、年輪には大規模な旱魃や山火事、虫害などの痕跡が残され

ていることがある。この痕跡と様々な記録を比較することにより、その木の過去の生育環境を調査することができる。

広く知られている俗説に、「北半球では南側から日が当たる為、暖かい南側は発育が盛んで年輪の目が広く、北側は目が詰

まっているので、切り株があれば大体の方位がわかる」という説があるが、これは誤りである。実際は、たとえば針葉樹が

斜面に生えている場合に、木が谷側に傾かないように谷側がより盛んに成長する為、谷側の目が広く山側の目が詰まって育

つので方角はあまり関係しない。この時に谷側に形成される材を圧縮あて材と呼ぶ。また広葉樹では針葉樹とは逆に山側に

引っ張りあて材が形成される。このように材の成長には様々な要因が関係し、方角だけで決まるものではない。また、年輪

を確認するためには切り口が滑らかである必要があるが、自然な原因で木が倒れる場合、根本からひっくり返るか、へし折

れるようになる場合が多く、滑らかな面は作られないから、自然の森では年輪の見られる切り株は滅多にない。

なお、珊瑚、魚の鱗など樹木以外にも同様な年輪模様ができる。既製部分から外側に追加する形で成長するものにおいて、

季節や時間によってその成長が変化するものではそのようなものが見られる。サンゴ等では昼夜の成長にも差があるため、

日輪が見られる例もあり、それらによって、古代の一年の日数が分かった、という例もある。


年輪を調べることで樹齢を決定することができ、これがもっとも確実な方法とされる。対象木が天然記念物であったり病気

であったりするなど伐って年輪を調べることが困難な場合には、林野庁では「成長錘(せいちょうすい)」と呼ばれる細い

円筒状のドリル状の器具を突き刺し、直径5mm程度の年輪の標本を取り出し、年輪を数える。抜き取った標本は測定終了後

に元に戻している。これ以外にも樹高、幹の周径、根回りなどから推定したり、対象木の記載のある文献記録を調査する方

法もある。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
年輪を調べることで樹齢を決定することができるようです。

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